刻字作品 “書イテ 触ッテ 感ジテ” への想い

銀座鳩居堂画廊3階で 2022/12・6-11まで開催された
第17回 千歳会刻字展
が盛況のうちに 無事終了いたしました。

ご来場いただいた皆様 有難うございました。

今回出品した私の作品 “書イテ 触ッテ 感ジテ” 

制作過程Iはこちらの動画をご覧ください(音楽が流れます)

思い起こせば3年前、

私の作品を手で触って、”そこからエネルギーをもらえる” という言葉を頂戴し
それまで作品は眼でみるもので触って鑑賞するということは考えたことがなかった私は、ハッとしました。

ちょうどその頃、身近な方が緑内障の進行で目が見えなくなっていった時期とも重なり

刻字作品ならば凹凸があるので、視覚障害の方でも手で触って感じてもらえるのでは
これは刻字がもつ一つのポテンシャルなのでは と思いたったのです。

それからは、芸術に興味を持っている全盲のKご夫妻を紹介していただき、光栄書道会刻字部の有志の方々の協力を得て、「触覚書道」という活動をスタートしました。

( 触覚書道刻字協会の ホームページはこちら)
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https://shokkakushodoh.org/

そして、この  “書イテ 触ッテ 感ジテ”  はまさにこの活動のモットーとなる想いを作品にしたものです。

ちょっと見ただけでは気がつかないのですが、実はハートが彫り込んであります。

本来、展覧会場で作品に手を触れることはダブーとされていますが、あえてこの作品はアクリル板をつけずに
興味を持って観てくださっている方には、どうぞ触ってみてください
といって触っていただきました。

私が、
”この作品は視覚障害の方に触っていただく目的でつくり、
書いたものを 触って 心(ハート)で感じてもらいたい という想いをこめているんです”

と説明すると、そっと指をだして、刻字のバックの彫りや表面の金箔の柔らかい感触などを触覚で味わっていただきました。

目で見ているだけと触ってみるのとではやはり感じ方がちがう という感想もいただきました。

今回は普通の展覧会なので、視覚障害の方にはお声がけしませんでしたが
これからは通常の展覧会でも、このような触って鑑賞する というものも新しい方向性として
やっていく価値があるのでは、と思っています。

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