恩師との出会い その3(書の恩師)

やりたいと思い立ったら、まず始めてみよう!

私は、ちょうど2歳半違いで3人の子供に恵まれました。

一番下が幼稚園に入園したとき、”お母さん先生”の勧めもあり、子供を対象とした書道塾をはじめました。

さて、指導に困ったのが左利きの子供でした。

私が所属している団体の子供用の競書誌には毛筆と硬筆部門があり、その両方の課題を練習して提出するのですが、左利きのお子さんは、硬筆(鉛筆またはペン)は左手で、毛筆は右手で書くように指導しました。毛筆は硬筆ほど筆圧をかける必要はなく、腕全体を大きくまわしてかくことと、毛筆の払いや止めなどの特有の筆法が、左手で書くのには無理がある、と判断したからです。

左利きのお子さんでも、毛筆は右手で上手に書けるようになります。

数年間は子供たちの上達を見ながら楽しくお稽古をしていたのですが、同居していた義父が脳梗塞でたおれ、その上左足切断し、寝たきりの状態で在宅介護になってしまったため、教室は一時閉鎖することになりました。

自分の体が自分の思うように動かせないなんて、どんなに悩ましいか想像もつきませんが、南方・北方と2度も出兵しながらもどうにか生き伸びて還ってきた経験のある父は、生きていられるだけで有難いと、不平一つこぼしませんでした。

私は、筆を持っているときは時間を忘れて没頭できるので、現実から離れで異次元の空間にいるような感じがします。そのような時間が持てることが、心のリフレッシュになっているようです。とにかく月例競書だけはずっと続けてきましたが、やがて、書道展で素敵な作品を観るにつけ自分もやってみたいという思いが徐々につのってきました。でも、今の状態ではちょっと厳しいし、、、

そんな折、寝たきりとなった父が

やりたいことがあったら、迷ってないですぐ始めなさい!

と後押しをしてくれたのです。戦争・病気に阻まれてやりたかった事が出来なかった父の心の叫びだったのかもしれません。

その思いをうけて、所属している書道会を女手一つで率いている会長先生に直接指導していただける会に入会し、公募展に挑戦することになったのです。

これが、今もお世話になっている”書道の恩師”との出会いです。
色々な状況でやりたいことがあっもなかなか始められない時ってあると思うんです。でも、先延ばしにしても今より良い状況になる保証はない、それなら、やりたいという気持ちがある今、とにかく始めませんか。

一歩ふみだせば、新しい道がきっと開けてくると思うのです!

刻字作品: 入魂

 

この作品は、私の会社の元上司が定年を目前に、まだ創成期にある研究所の総括を任されることになったときに語った、その熱い意気込み”箱に魂を入れたい”に触発されて創ったものです。今は研究所内に飾っていただいてます。

このように何か大きく感情が動いた時も、創作意欲が引きだされるのですね。

最後まで読んでいただき有難うございます。

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