第43回日本刻字展出品者の作品とその想い
2025年1月21日~26日に東京都美術館で開催された第43回日本刻字展に
光栄書道会から出品した皆様の作品とその想いをご紹介します。
光栄書道会刻字部
主宰
池山光琇 「開眼」 審査会員:東京都知事賞
本来「開眼」は仏教用語ですが、私は今回 ”心の目を開く” というイメージで作りました。
視覚障害の方が触ったときに、質感の違いからイメージを連想しやすいようにとの思いものせました。
会員
中嶌雙寛 「瀧」 無鑑査
瀧が流れている様子を絵の様に表現しようとしましたが、絵心がないので断念しました。
二段彫にし、金箔とプラチナ箔にしました。
「瀧」の雰囲気が出ているでしょうか?
髙橋睦子 「幽雅」 無鑑査
上品で深い趣があること又そのさま 憧れてこの単語を選びましたが、書稿がまだまだ… です。
奥隅琇瑛 「以和為貴」(和を以て貴しとなす) 一般公募 佳作
和(龢)の字の篆書体が面白いなと思ったので、この字を使う言葉で作品を作ろうと思いました。
聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉です。
冠位十二階の最上位の冠が紫なので、背景は黒紫とディープパープルで落ち着いた感じの色にしました。
奥隅琇源 「雄渾」 一般公募 佳作
意味は、雄々しくて勢いがいいこと。力強くてよどみのないことです。
自分自身、そういった作品作りたい、上達を目指したいと思い、制作しました。
寺沢陽子 「精進」 一般公募 佳作
自分を叱咤激励するため選びました。
刀と木の目の相性が未熟さ故、入り過ぎて苦労しました。
なお「精進」します!
清水つばき 「 甲辰 」 一般公募 佳作
木をみた時に、滝のような木目がありました。
上り竜かなと思いましたが、還暦だったので甲辰と記念に彫りました。
安實典子 「道」 一般公募 入選
自立していった、3人の息子たちが各々の道をしっかり進んでいくことを願いながらかきました。
それぞれの道を3通りかいて、かさねて、段差をつけて彫りました。
岡田幸恵 「樂」 一般公募 入選
「楽」シリーズ第二弾、今回は小篆と藍色の組み合わせてみました。
石塚雪華 「慶」 一般公募 入選 (初出品)
新年の作品展ですのでお祝いの意を持つ漢字にしました。
まだ、初めて数ヶ月です。こだわりを持つレベルにありません。
精進してまいります。
特別会員
小仲和朗 「懸弧」(けんこ) 一般公募 佳作
男子出生のとき、門左に桑弓を懸ける中国の古い風習にちなみ、初孫の誕生を記念して作りました。
文字部分を彫り込んだ陰刻です。
皆さん、今この時 の思いを作品に込めて作られています。
素晴らしい自己表現だと思います。
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タグ:刻字
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