第73回毎日書道展(その2)

毎日書道展の一般入選の方達の作品展示は

上野の東京都美術館で 
7/18~24
まで開催されています。

今年は光栄書道会から
漢字第1類に S.O.さん が初入選
刻字部に ベテランのS.M.さん、中堅のS.N.さん
そして S.O.さんと K.Kさんが初入選

光栄書道会の有志で、国立新美術館と東京都美術館をはしごしちゃいました。

まずは六本木の国立新美術館で私の作品

今回は、このところの周りの情勢が色々ありすぎて、少し心を鎮めたいという想いがあって
ちょっとクラシカルですが爽やかな漢詩を選び、それを印篆(実印などに使う篆書)風の作品にしてみました。

出典:廣弘明集 作者:王融

“素志與白雲同悠 高情與青松共爽”

意味は
”心志はかの白雲の如く悠々 性情は青松の如くさわやかである”
というような感じです。

悪い流れに巻き込まれずに、悠々と爽やかでいたいですものね。

作品のできるまでを短い動画にしてみました。
これですとあっという間に見えますが、結構時間かかっているんですよ。(音楽が流れます)

↓  ↓  ↓ 

さて、上野の東京都美術館に回って、皆さんのを探します。

まず最初に S.O.さんの刻字作品:”疾風勁草(しっぷうけいそう)
困難や試練に直面した時に、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることの喩 だそうです。

今がそんな時なのでしょうか。

風がたなびく感じが、バックの彫りでうまく表現されています。

同じくS.O.さん W初入選で 書作品はこちらブルーの紙のもの

次に K.Kさんの刻字作品:”鳳凰于飛(ほうおううひ)” 

鳳(おす)と凰(めす)のおおとりが仲良くつがいで飛ぶこと

お嬢様の結婚祝いにつくられたそうです。

背景もなかなか良い色ですね。

3人目が S.N.さんの刻字作品:”我武者羅(がむしゃら)”

中央のブルーが映える作品です。

毎年、この大きさで頑張っています。

そして最後が S.M.さんの刻字作品:”壽 であいに感謝”
今回で入選10回のベテラン、とはいえ学生のころから出品しているのでまだ年齢は若いのです。

実は6月にご結婚され、結婚式のウェルカムボードとしてこの作品をつくりました。

白地にピンクが散っていて、とても初々しい感じです。

入選してよかった!!

入選された皆様 おめでとうございます。

そして今年はちょっと残念だった方も、一緒に作品を見て回って
とても良い刺激をうけられ、これからの目標が見えてきました。

こうやって展覧会に挑戦し、飾られた他の方の作品を目の当たりにすると
自己研鑽しなくては と気持ちが昂るとても良い機会になりますよね。

さあ、次にむかってスタートです!!

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