刻字作品 ”輪廻転生” こうやって作りました(まずは書稿づくり)

来月 2020/12・8-13 

銀座鳩居堂画廊3階 にて開催される

刻字の社中展 ”千歳会展”に出品する作品

”輪廻転生” の制作過程をご紹介していきたいと思います。

まずは 【書稿作り】

今回、この言葉をえらんだ想いは ―あの人にまた会いたい―

 と  はこちらの世界

 と  はあちらの世界

こちらの世界からあちらの世界に行った人が、またこちらの世界にもどってくる

そういう仏教思想をあらわす作品構成にしたいと思いました。

なので、 と  は凸のまま残して 金箔をはり

 と  は あえて はっきりとはわからないように

紐を使って書いて、下に彫り込む ということに挑戦してみます。

出来た書稿がこちらです。

文字の種類としては、 金文 という古代の書体を使います。

特に  は作品のバランスから、あえて車を偏ではなく冠の位置にもってきました。

昔は、偏の位置にあるものが上にいったり、右にいいったり そういう風にも書かれていたんです。(例えば 今では苗字に 嶋と嶌 峰と峯 のように残っていますよね)

さて、いよいよ次回からは 彫り にはいっていきます!!

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