2019年2月の書道の月例課題はこちら:玄海825号
梅・沈丁花が薫りだし、すっかり春めいてきました。花粉症の方にはちょっと大変な季節ですが。
もう季節に先をいかれてますが
2019年2月:玄海825号はこちら
規定課題は 楷書 ”誰知非與是(誰か 非と是とを 知らん)”
規定課題は 陶渕明 の ”飲酒二十首 其の六” にはいってきました。
意味は
〝間違っているか正しいとかの判断は誰にでも出来るものではない”
(大野修作先生訳)
今月の課題では ”誰” ”非” ”與” と横線の等間隔と、左右の横線の位置を一致させる
ということを求められる字が多かったですね。
そして等間隔だからといって、ただ横線を同じように引くのではなく、一本一本表情をだして!
やはり楷書は基本点画がしっかりしてないと決まりませんよね。
随意課題はこちら
上段 右から ”太宗皇帝・温泉銘”(行書)、”懐素・自叙帖”(草書)、”王羲之・集字聖教序”(行書)
下段の4枚は ”王羲之・蘭亭叙”(行書)
温泉銘 やっとなんとなくですが、感じがつかめてきたような気がします。
懐素・自叙帖 狂書といわれる懐素の自叙帖は字の大きさが極端にちがうので、あの自由奔放な書きぶりを表現しるのは難しいですね。
蘭亭叙 は皆さんだいぶ進んできので、特徴がつかめるようになってきましたね。
研究課題はこちら
いよいよ今年の研究課題 ”曹全碑” のスタートです。
曹全碑は、隷書体で書かれており、波法(隷書の特徴的な右払い)の美しい
八分隷の典型的な特徴を示すといわれる碑です。
完成期の隷書の代表格ですね。
その特徴は簡単に言うとこんな感じ
・字形は横長、扁平にする
・横線はあくまでも水平に引く
・必ず逆筆ではいる
・右払いの字は基本的に一か所波法で払う
隷書の書法は楷書とは異なるので、気持ちの切り替えが必要です。
まずは波法の練習
これも入筆をしっかり逆筆でいれて穂先をまるめこんでいないと、最後にうまく波のような形の払いにならないんですよね。
それと、今回初めての課題としては、縦長になる字が多かったので、ちょっと難しかったと思います。
3名の生徒さんは隷書デビュ-作となりました。
細字課題 はこちら
仮名課題 はこちら
今月も引き続き、条幅部 に3名の方が挑戦してます。
2名のかたは、毎週自宅でしっかり枚数を書いているので、とにかくそれを継続して欲しいです。
頑張れ!
学生部 幼年
9級:S・I君
”し” ”ろ” の払いがとても勢いよく出来ました。鉛筆で書くと払うところの意識があまりないので、毛筆で習うといいですね。
硬筆は初挑戦、フエルトペンなので消すことができず、こちらも一発勝負、まだ筆圧も安定していないので難かしいです。
今月も写真版に2名が載ってます!
2段: S.Sさん
講評:聖教序特徴を丁寧に好感
忙しい仕事の合間を縫ってお稽古頑張っているだけに嬉しいですね。
3級 M・Oさん
講評:暢びやかな筆使い明快な良作
毎月写真版常連となっています。凄い!
2名の方、おめでとうございます。
一か月が経つのが早いこと
いつもいつも月例競書に追われていますが、この継続が大切なんですよね。
何事も、一歩一歩、そして振り返ると飛躍的に伸びていることを期待して、今年も頑張りましょう。
最後までお読みいただき、有難うございます。
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