稲村雲洞遺墨展 を観てきました!
東京のセントラルミュージアム銀座で
2018/10・23~28まで行われた
稲村雲洞遺墨展 ―気韻の書、再び―
を初日に拝見しました。
稲村雲洞先生といえば、奎星会を代表する前衛書の大御所。
精力的に日本の現代書界を牽引してこられ、2年前に逝去され、
今回その遺墨展の開催となりました。
”書は心象を造形化した自らのメッセージであり生き様の証が内在する”
まさにその気韻をとエネルギーを感じさせる素晴らしい展覧会でした。
作品は前衛書ばかりではなく、そのバックボーンとなっている金文をはじめ、ありとあらゆる書体の研究と研鑽
そして、会場の壁面いっぱいに掲げられた超大作と
展示ケース内に飾れれている超小品の篆刻や多種のを組み合わせた折帖
という両極の対比
書のすべてが、稲村雲洞先生のなかには存在している
まさに書の申し子のような方だったんですね。
毎日の般若心経の揮毫は日記を書く感覚だったのでしょうか。
そして、永平寺に奉納された ”喜悦心” は金字塔となる作品になるのではないかと思いました。
自在に書を操って、自分の中のエネルギーを書という形態を通してして宇宙に発散している、
そして書くこと・彫ることを心から楽しんでいらっしゃる
そんな作品にふれることができ、感動的は一時でした。
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タグ:セントラルミュージアム銀座, 個展, 写経, 稲村雲洞
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