立体書道展 を拝見してきました

芸術の秋 ということで、この時期は刻字の各社中のグループ展もいくつか開催されます。

まずは先日うかがった ”立体書道展” をご紹介します。

 

日本刻字協会に所属する社中(刻字をメインに創作活動としている団体)は結構ありますが、
それぞれがその社中の特徴を持っています。

 

その中で 書の彫刻 立体書道展 は、字を立体的に表現する という方法を
先代の山田桃源先生より引き継ぎ、今は 秋山青桃先生が社中を率いてやっていらっしゃいます。

 

立体書道展 は毎年9月中旬から下旬にかけて、
池袋西口のメトロポリタン通りにある ”ORANGE GALLERY”
にて開催されます。(今年は 9/21~29でした)

 

今年は自分の所属している書道玄海展が28日まででしたので、最終日にどうにか駆け込みました。

 

まず、目を引いたのが、ハガキの写真にもなっている、中央に置かれていたこちらの立体作品 ”成”

丸太の中央には虫食いの空洞があり、それを利用しての作品とのこと、完全な彫刻の世界です。

 

そして、もう一つの 塑像作品 ” 何(になう)”

 

こちらは針金でかたちをつくり、その周りに紙粘土をつけて仕上げていくというものです。

 

両方とも、昨年の日本刻字協会主催の勉強会で実際に制作方法を体験させていただいたので、その難しさがよくわかります。

丸太から切り出すのは、まずはチェーンソーをつかって大体の形をつくります。
ちょっと持たせてもらいましたが、その重さと振動がとても怖くて、直線を切るだけでビクビクでした。
それからは鑿でひたすらけずっていくとのこと、大変な作業です。

塑像の方は、実際に作ったときは重心のバランスをとるのが難しかったという印象でした。
秋山先生の作品は粘土のタッチのつけ方、落とし方がとても彫刻的で、まるでブロンズ像のようで素敵です。

 

そして、こちらは生徒さんたちの作品で、目にとまったものです。

 

 

凸彫りですが、字の表面に入れている鑿後が作品により立体感をあたえ、とても躍動的な作品になっていると思います。

大変参考になりました。

 

秋山先生、そしてご社中の皆様、素敵な作品を拝見せていただき
どうも有難うございました。

 

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

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