夏の毎日書道展の刻字作品、コツコツと彫りはじめました!

楽しみにしていた5月の連休もあっという間に終わり、初夏になりましたね。

毎日書道展の刻字作品、締め切りを見据えて、コツコツと彫り始めました!

まずは、先日書いた書稿の籠字をとります。

今年の作品は

“存者福楽寿無窮 亡者離苦生安養”
(作品は左から読みます)

お経の一節です。
読み方は
”存する者は福楽寿の極まり無く、亡者は苦を離れ安養に生ぜんことを”
となります。

完成した書稿(墨で書いた原稿)の上に和紙のトレッシングペーパーを重ね、小筆で字の輪郭をとっていきます。

この時点で、かすれの部分をどのように表現するか、などを考えながら精査していきます。

この時、周りをぐるりととっていくのではなく、続いている縦の線、横の線の気脈を通すことを意識して籠字をとります。

あらかじめ、やや茶色に着色しておいた板にそれを張り付けます。

私は凹の場合は、なるべく自然な木目が生きるように、薄めの着色にしてます。

さて、糊が乾いたら、まずは捨て鑿をいれます。

捨て鑿というのは、本線の内側(今回は字の部分を凹にするので)
約1~2mmのところにまず縦のみをいれることです。
これを入れることにより、木目がキュッと締まって、本彫りのときに立ち上げりがシャープに切れるんです。

全体に捨て鑿をいれて、荒彫りができたところです。

フーッ!まずはここまで!

 

これからは、いよいよ本鑿をいれていきます。

今回はお経の言葉なので、心を静めて、余裕をもって作品創りにとりくんでいきたいと思っています。(できるかな?)

 

 

 

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