金子みすゞ・金澤翔子展 ―ひびきあう詩と書― にいってきました!

2017/5・3(水)~8(月)まで日本橋三越本館7Fで開催されている
金子みすゞ・金澤翔子展 ―ひびきあう詩と書― にいってきました。

お知り合いの方からこのチケットをいただき、とても楽しみにしていました。

金子みすゞさんといえば、今は小学校の教科書にもとりあげられている童謡詩人。
たとえ生命のないものにまでも思いをめぐらす、その優しいまなざしにハッとさせられます。

金澤翔子さんといえば、ダウン症の書家として、これまで多くの人に勇気と感動を与えてきている方。

その、純粋な心をもった翔子さんが、みすゞさんの詩をどのようにうけとめて書で表現するのか、
期待で一杯です。

 

 

まず、驚いたのが、この二人の出会いが必然であったことでした。

金子みすゞさんは20才の時に作品を投稿して以来、西条八十にその才能を認められ、一躍 “若き童謡詩人中の巨星” として日本中の投稿詩人のあこがれとなりました。
しかし、愛児を一人授かったのち、26歳の若さでこの世をさりました、
その後戦争などがあったこともあり、すっかり世の中から忘れ去られていたのが、半世紀がすぎたときに、弟さんのところに三冊の手帳があることがわかり、1984年に “金子みすゞ全集” として出版されました。

なんとその時、翔子さんの母泰子さんは翔子さんを身ごもっており、大きな喜びのなかで、新聞記事でみたみすゞさんの “大漁” の詩に心を打たれ、この “金子みすゞ全集” を手にしたとのことです。

そして、ダウン症という障害をもって産まれてきた翔子さんと、それをうけいれその才能を書というかたちで開花させるように導いた泰子さん親子にとって、金子みすゞさんの詩は、どんなに大きな支えになったことでしょうか。

金子みすゞさんの蘇りの年に生をうけた金澤翔子さん、そしてその成長の傍らにはいつもみすゞさんの詩があった!

今回の展覧会はまさに、そのキャッチフレーズ

”書家の成長の傍らにはいつも童謡詩人がいた。―――ふたりの魂は 時を越えて こだまする!!”

そのものです。

会場は、みすゞさんの手書きの詩のコピーと翔子さんの書が並べてかざられており、どちらも気負がなく、心のなかにスーっとはいってきます。

そして、金子みすゞさんコーナー
これほどの才能をもった女性があまりにも短い人生を駆け抜けていった。でも、その思いは一度は忘れられかけていたものが蘇り、しっかり後世に受け継がれていく、素晴らしいことだと思います。

そして、今回その担い手となった 金澤翔子さんのコーナー
5才から泰子さんの手ほどきで書をはじめ、10才の時に書いたという般若心経、心に訴えてくるものがあります。
登校拒否になっていた翔子さんにひたすら書かせたという泰子さん、どんな気持ちだったのでしょうか。

その後の翔子さんの作品は、書の基礎がしっかり叩きこまれているので、その感情を自由自在、心の赴くままに表現されている。

私は特に、“風” ”心” ”阿吽” のような柔らかな中に勢いのある作品が好きでした。

 
翔子さんも30才になったんですね。
ちょうど私の子供たちと同世代。
こんなにも人々に感動をあたえる書道家として立派に活躍しているすがたに、こころからエールをおくりたいと思います。

そして、自分は何を伝えたくて書をかいているのか、ちょっと考えさせられて帰路につきました。

 

 

 

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