イスラエル ヘブライ大学 書道・刻字講座2017 1日目

今日からいよいよヘブライ大学での書道・刻字講座がスタートです。

ヘブライ大学はエルサレムのスコーパス山に建つまるで要塞。あのアインシュタインも大学設立の構想を支持したという、2016世界大学ランキング26位の超名門大学です。


9年前、最初にこの書道・刻字講座を開催するにあたっては、学内から
”漢字は中国がルーツなのになぜ日本人から漢字の講座を受ける必要があるのか”
との意見もあがっていたそうですが、実際に講座をやってみて、日本の現代書の独自性、そして刻字の芸術性が高い評価を得て、今回まで続けることができました。

そして、とても嬉しかったのが、教室の入り口に ”杉原 千畝” さんの大きな写真が飾られていることでした。
杉原さんといえば、第二次大戦下、リトアニア領事であったとき、日本本国の命令に背いてまで、ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ難民に2000通ものビザを発給し、そのおかげで6000人以上の人命を救った方。帰国後、日本政府は彼を解雇し、その功績も日本ではあまり知られないままになっていますが、
こういう方がいたからこそ、そしてその功績をこうやって写真を飾って伝えてくれているから、イスラエルの方は親日的なんだな、としみじみ感じました。

 

いよいよ美術室で講座のスタートです。

参加者は約30名で、用具はすべて日本から持ち込んだもの(スーツケースの重量を調整するのが一苦労でした)

経験者と初心者が半々くらいです。

そうそう、イスラエルって男女ともに兵役が2~3年あるので、大学一年生といっても20才過ぎの人がほとんんど、日本の大学一年生よりしっかりしている感じがします。

 

 

今日は、あらかじめ考えてきた自分の書きたい字を各自が練習し、真剣に先生の指導を受けます。

 

 

生徒さんとの言葉のやりとりはどうする?って、そこは日本語科の生徒さんがほとんどなので、上級生が通訳してくれたり、こちらが片言の英語でもどうにかなるものです。

皆さん、授業やバイト、仕事の忙しい合間を縫って参加してくださり、真剣に取り組んでます。

いよいよ彫りはじめる明日、仕上げの明後日が大変になりそうですが、どんな作品に仕上がるのか、とても楽しみです!!

 

 

 
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