眼が見えなくなってからのモネの絵が観たくてモネ展に行ってきました!!

上野の国立西洋美術館で連日大盛況のクロ-ド・モネ展もいよいよ11日が最終日ですね。

1月に日本刻字展で東京都美術館に向かうとき、毎朝開場前の西洋美術館の長蛇の列を横目に見て通っていました。
モネの睡蓮はあちこちで見たことあるし、混んでるし、となかなか足が向かなかったのですが、
晩年モネが白内障が進行し、その中でも、そして視力が無くなってからも描き続けた絵が出ていると知り、
これはどうしても見ておかないときっと後悔すると思い、腹を括って日時指定券をとって行ってきました。


2月にはいってからは、平日も日時指定券を購入しなけばならなくなったせいか、行列はできていましたが、待たされることはなく、人はどんどん美術館の中に吸い込まれていきます。

写真撮影可の部屋はさすがに大混雑です。


モネが敷地を買い、水連の池をつくり、そこに日本風な太鼓橋を渡し、何枚も何枚も描き続けた睡蓮

私の場合、睡蓮もさることながら、白内障が進行してほぼ目が見えなくなったモネが、どんな想いでそれでもひたすらに絵を描き続けたのか、それがどんな絵なのか、を確かめたくて、どんどん進みやっとたどり着きました。

眼が見えなくなるにつれて、モネの筆のタッチはあらあらしくなり、色彩も赤系がとても増えてきました。
3枚の「ばらの庭から見た家」
それが、見えなくなったことへの憤りなのか、それでも絵を描きたいという執念なのか、私には想像もつきません。
どんな気持ちで描き続けたのでしょうか?
彼の頭の中ではどんな絵になっていたのでしょうか?


私は今、視覚障害の方たちと書道を楽しむという活動をしています。

もしかして、
視覚障害者でなければ描けないもの
これが私の永遠のテ-マになるのかもしれません!!

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