第43回日本刻字展で東京都知事賞をいただきました!
日本刻字展はオープン前に外部審査員(書文化研究者・美術館のキュレーター・新聞記者・他の書道会の先生など)が会場にはいり、展示されたすべての作品の中から厳正な審査の元に賞を決めます。
これまで自分には縁のないものと会場係の仕事に専念していましたが、今回なんと文部科学大臣賞に次ぐ2番目の東京都知事賞にえらばれました💛
思いもよらぬことだったので、驚きのあとに嬉しさがこみ上げてきました。
その作品はこちらです。
作品は 「開眼」
外部審査委員長の 名児耶明先生 の寸評:
全体構成がよく、背景、文字との三重の立体感を感じさせ新鮮さがある
本来「開眼」は仏教用語ですが、私は今回 ”心の目を開く” というイメージで作りました。
私は2020年から視覚障害の方に書道を楽しんでもらう活動を始めていますが、そのきっかけとなったのが、
長年師事していた書道の先生が緑内障で視力を失っていくのを傍らでみていて、何かできないかと思ったこと、
そして、自分がやっている刻字なら立体作品なので、視覚障害の方でも触覚を通して文字を感じることが出来ると思ったことです。
触って感じてもらえる、これは刻字の大きな可能性であると思っています。
そこで今回は、三段に掘り下げ、門が開いて心の眼でみえるようになる というイメージで作品を構成してみました。そしてアクセントにアワビで目をいれてみました。
視覚障害の方が触ったときに、質感の違いからイメージを連想しやすいようにとの思いものせました。
書道の展覧会というと ”作品にはお手を触れないでください” というのが当たり前
でも刻字作品なら触って感じられる!
将来この日本刻字展で、私達が現在視覚障害の方とやっている触覚書道と刻字の作品を並べて触れるブ-スを作り
視覚障害者にも楽しんでもらえる展覧会をやるのが私の一つの大きな目標です。
24日には受賞者のトークイベントがあります。
せっかく与えられた機会なので、視覚障害の方も楽しめる展覧会の構想をアピールしたいと思っています。
大勢の人の前で宣言すれば、きっと夢は叶うから!
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