九州の旅3日目 【波佐見→武雄温泉→吉野ヶ里遺跡】

今日は長崎から佐賀を通って車で福岡まで移動します。

まず立ち寄ったのは 波佐見の「やきもの公園」

公園内には時代や地域をこえて色々な窯が展示されており、とても面白かったです。
売店では現代的なデザインの波佐見焼きの日用陶器が、沢山売られていました。

次に立ち寄ったのは 武雄温泉

ひときわ目を引くのが、温泉入り口に立つ朱塗りの楼門
この楼門と新館は、国重要文化財に指定されており、あの東京駅を設計した佐賀県唐津出身の 辰野金吾 の設計によるものだそうです。

楼門
新館

この温泉の歴史は古く、豊臣秀吉が朝鮮出兵の兵士に対して示した朱印状「入浴心得」が残されています。

現在も温泉は<大衆浴場>として営業されています。

さて、佐賀県を進み、吉野ヶ里遺跡に到着

弥生時代約700年の初期から後期に至るすべての時期の遺物が発見された価値の高い遺跡だそうで、後期にはすでに環境集落として外に堀を巡らし瓶で囲った内郭をもち、祭壇や物見櫓などの大きな建物もあり、一つの国家としての形を作っていたのがわかります。

さらに上位の方角であるである北側に、権力者と見られる人々が甕棺に入れら埋葬されていた墳丘墓がみつかり、これらは一世代前の権力者たちを讃え、神として崇拝していたもののようです。


この北墳丘墓の構造は高度な盛土技法が用いられており、弥生時代中期には大陸からの技術が伝わっていた可能性があるということです。

あらためて、すでに今の日本の礎がこの時期にできつつあり、そして佐賀が朝鮮半島にとても近いことを認識しました。

博多に到着すると、そこは大都会 現実に戻った感じです。

盛沢山の一日でした。

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