光栄書道会 2020年12月 書道の月例課題はこちら:玄海847号
2020年もあと3日
これまでの日常がすっかり変わってしまった
大変な一年でしたね。
さて、今月の競書はこちら 玄海847号
規定課題は 楷書で ”獨樹衆乃奇”
陶渕明 の 飲酒二十首 其の八 6行目
”獨樹 衆(みな)乃(すなわち)奇とす”
意味はこんな感じ、
”一本松としてたっていいると 誰もが始めて素晴らしいと評価する” (大野修作先生訳)
今月の課題では、”乃” という字が小さくなりがちで、全体のバランスをとるのが難しかったと思います。
それと、ハネが4カ所あるので、抜き切らないで力を寸止めする技術も
学びましたね。
次に随意課題はこちら
このところ
5名は 王献之 尺牘(行書)「地黄湯帖」、
上段左端は、吉田栖堂先生の書かれた行書千字文を参考に
下段中央は、欧陽詢 「九成宮醴泉銘」
に挑戦しています。
やはり行書千字文は 文字数が縦4文字のなで、どうしても小さくまとまってしまいがち、いかに小さく書いて大きく見せるか、空間の取り方がカギになると思います。
「九成宮醴泉銘」は 楷書の代表作、この凛とした佇まい 頑張って臨書してみてください。
研究課題 はこちら
”褚遂良・雁塔聖教序”
一年かけて臨書してきたこの原帖も、いよいよあと一回でおわりです。
一本の線の中でも筆圧を変化させ、力まず伸びやに引く
とてもいい勉強になりました。
来年1月号からは、太宗皇帝の「温泉銘」が始まります。
細字課題 はこちら
今月は 7名が参加
皆さん、慣れてきた感じがします。
仮名課題 はこちら
仮名課題は 古筆の臨書になります。
段の方は 関戸本古今集(右二つ)
級の方は 高野切第一種(一番左)
いかにメリハリを見て取るかですね。
実用細字 はこちら
今月の 条幅部 は こちら
1級の Z.Kさん 段になると条幅を出さなければならないので、スイッチが入ってきましたね。
さて、学生部はこちら
小1の H.M君 随分筆使いがしっかりしてきました。
年長さんの K.I君 ”ふ” も ”ゆ” も 難しかったですね。
ここからは、写真版になった作品の紹介です。
今回は S.O さんが 2作品
でまずは 課題で
講評:順当な運筆で明快なる秀逸作
細字部 で
講評:落ち着いた運筆で穏やかに纏め良好
毎月凄いですね、おめでとうございます!!
さあこれで、本年のお稽古は終了となります。
来年も苦境にめげず、コツコツと学んでいきましょう。
努力は確実に力になります!!
では、皆様 佳い新年をお迎えくださいませ。
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