2月も今日で終わり 2020年2月の書道の月例課題はこちら:玄海837号
オリンピックイヤー うるう年の2月も 今日で終わり
それなのに、色々なことが中止や自粛になり
緊張感が高まってきてます!
そんな中、平常心を極力保ちながら
2020年の2月の玄海837号はこちら
規定課題は 楷書 ”杯盡壺自傾”
陶渕明 の 飲酒二十首 其の八 6回目
”杯盡くれば 壺は 自ら傾く”
意味はこんな感じ、
”飲み干していくうちに 壺の酒も少なくなってくる” (大野修作先生訳)
今月の課題は、
”盡” がどうしても大きくなるので、
”壺” を書く場所が詰まってくるのに注意が必要です。
みなさん、どうにかまとめてきました。
次に随意課題はこちら
上段 右から ”何紹基・行書山谷題跋語四屏”(行書)、”懐素・自叙帖”(草書)、”空海・風信帖”(行書)
下段の右端・右から3番目は ”空海・風信帖”(行書)
右から2番目・左端は ”王羲之・蘭亭叙”(行書)
何紹基・行書山谷題跋語四屏 :字形が面白い
懐素・自叙帖:やはり大きい字を半紙に収めるのが難しい
空海・風信帖:蘭亭叙の次に勉強してます。線が柔らかくなってきました。
王羲之・蘭亭叙:形にすっかり慣れてきました。
研究課題はこちら
今年の研究課題は ”褚遂良・雁塔聖教序”
これを 一年かけて臨書していきます。
パッと見た目では、線が細く感じるので、
原帖をかなり拡大コピーして、皆さんに渡しました。
長く引く横画の張のある線質、縦画入筆の強さ、独特のそりなど
各自がよく観察して身に着けていきましょう!
仮名課題 と 実用課題 はこちら
細字課題 はこちら
総勢6名に増えました!
今月の 条幅部 は 一人のみ
常連のもう一人は、
行草用の羊毛の長穂がまだうまく使いこなせなくて
2か月かけて練習するそうです。
さて、学生部は
一年生の S.O君 は 終筆がちょっとバサっとしているので、もう少し最後を丁寧におさえるよう、
年長のH.M君は どの程度の筆圧をかけて、力強くかけるか
少しずつ学んでいきましょう。
ここからは写真版に載った作品の紹介です。
まずは、今年の私の 新年試筆 です。
’和気致祥” を 金文体で書いてみました。
穏やかな気持ちでいると、自然と幸せになる というような意味です。
さて、条幅部
今回から準初段になった常連のS.Oさん
講評:真面目な温雅作 寒は誤字か?
寒 については 隋の智永 真草千字文 のように
横棒が4本あるものもあるけれど、
今回のだと中の2本の横棒が縦棒をよこぎってないので、誤字にみられるかもですね。
随意課題でも
S.Oさん
講評;風信帖特徴捉えるも迫力も欲
風信帖 写真版2回目ですね!
研究部でもS.Oさん
今月も3部門で写真版です。
講評:暢達の筆致で明快な良作
隷書の線質もマスターしましたね。
玄海誌の中には、 大野修作先生 が担当してくださってだいている
書蹟綴英 というコーナーがあるのですが
今回の寄稿
書蹟綴英(140) ハングル書芸と仮名書道
のお話はとても興味深いものでした。
私は刻字の方で、ハングル文字の作品も結構みかけるので
ハングル文字は記号なので、デザインする という意味で面白い作品があるな
と思ってはおりますが、
韓国独自の ハングル文字 と 日本で漢字をもとに生まれた 仮名文字
その書道としての将来性 におよんだお考えは
とても共感がもてるものでした。
コロナウイルスの拡散の状況がどのようになっていくのか、
予測ができない状態ではありますが、
今できることを、着実に続けていくこと
そして、はやく平常にもどれるように祈るばかりです!!
最後までお読みいただき、有難うございます。
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