刻字作品 ”不滅” ができるまで みせちゃいます (書稿と彫りの完成)
私が年越しで取り組んでいる
日本刻字展に出品する作品は
”不滅”
滅びることがない というと、とても強い感じがしますが
私のイメージとしては
”たとえその実態がこの世からなくなってしまっても、人の記憶の中では、永遠に生き続ける”
みたいな感じ
漢字の “不” が ”滅” を押し込むような、
呼応が面白い作品にしたいのです。
そして、できた書稿がこちら
紙からちょっとはみ出したり、お互いがせめぎあったり
そんなイメージをだしてみました。
これを、上から薄い和紙のとレッシングペーパーをのせて
字の輪郭を小筆でとり
同じ大きさの桂の木に貼り
トントン
とたたいて周りを彫っていきます。
この、彫る工程が、擦れの出し方なども考えながら
結構時間がかかり、ちょっと大変です。
新年早々の2日間で、やっと本彫りまで終わり、
残っている紙をはがして
箔を貼る部分に朱墨を塗って
どうでしょうか?
やっとここまでたどり着きました!
ここまでくれば、大体どんな感じに仕上がるか、予想もつくので
一安心
この時点で、手直しもできますし。
さあー 残された時間は あと三日!!
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