刻字作品 ”慈雨” ができるまで その3(彫り)
いよいよ来週火曜日より
銀座 鳩居堂画廊 3・4階 で
刻字の小品展 千歳会展 が始まります。
今回 私が出品するのは ”慈雨” → 恵みの雨、万物を潤し育てる雨
そんな 刻字作品 ”慈雨” がどのようにできあがってきたのかを
引き続き紹介していきます。
書稿を板に貼りつけ、糊が乾いたら
いよいよノミの出番です。
私がよく使っているのは、
下の写真で
左の箱に入っている 彫刻用の平ノミ(大工さんが使っているような)と
その右にある 周りをはつるのに、特注で作ってもらった
ちょっと両端がカーブしているもの
そして、叩くのにゴムの槌
(昔は木槌をつかっていたのですが、音がカンカン響くので最近はゴム製のにしてます)
です。
まずは、”捨て彫り” といって、籠字をとった実際の線よりもやや外側を
全体的にぐるりと溝を入れます。
そして周りを、 ガンガン落としていきます。
結構力仕事で腕が筋肉疲労したりしますが、これがストレス解消にもなっている?
この本彫りが済めば、次は着色です。
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