新 北斎展 に行ってきました!
六本木ヒルズにある 森アーツセンターギャラリーで
2019/1.17-3.24 まで開催されている
新 北斎展
を鑑賞してきました。
北斎展は以前に東京国立博物館でやったのを見たけれど、こちらの展覧会の ”UPDATED” という字が気になって、
思い切っていってみました。
森美術館は六本木ヒルズ森タワーの52階にあるので、ヒルズ音痴の私としては、何となく気構えてしまいます。
森美術館へのアプローチはこんな感じ
どうにか高速エレベーターに乗って52階に到着
いよいよ北斎ワールドに踏み込みます。
今回の展覧会では、90才と驚異的に長寿でしかも最後まで現役だった 超人 北斎 の作家人生を
20歳のデビュー作から90歳の絶筆までの6期(春朗期、宗理期、葛飾北斎期、戴斗期、為一期、画狂老人卍期)に分け
その作品の変遷がわかりやすく展示されていました。
一つの流派や型にとどまらず、色々な技法を吸収して自分のものとし、新たな分野を次々に切り開いていった探求心と行動力は
驚くばかりです。
そして今回の展示でもう一つ印象的だったのは、
高校生の時に見た北斎の一枚の版画に魅せられて、生涯を北斎のコレクションと研究に注いだ 永田生慈氏 の目を通して
北斎という人物をみるという体験ができたことです。
この永田コレクションは、島根に行ってしまうので東京でみられる最後の機会とのことです。
会場には、版木が展示されていましたが、その細かい緻密な彫りに驚き、一方大胆な肉筆画の迫力に圧倒され、
なんか北斎って一人の人ではないような、そんな不思議な気持ちになりました。
あっツ、会場には 木槌と鑿も展示されていました。こちらは刻字作家の私達にはとても身近な道具、
これには親近感がわきました。
とにかく思い切って見に来てよかったです。
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