「日本を愛してくれてありがとう展」IN チェコ(リトミシェル-展覧会)
リトミシェル滞在2日目
ワークショップが無事終了し、今度は展覧会のオープニングに臨みます
達成感に酔いしれるまもなくワークショップの後片付けをさっさとすませ、ホテルに戻って15分後に着替えて集合!
アイドル並?のハードスケジュールです。
皆さん正装に着替え、専用バスに揺られてひたすら田園風景のなかを約30分、
今回の展覧会場となるノバフラディ城に到着です。
のどかな田園の中にたたずむ中世のお城、
まるでおとぎの世界です。
そして驚くことに、このお城は、チャスラフスカさんの友人であり、
今回ガイドしてくださっているクリスティーナさんが卒業したカレル大学の日本語学科で一緒だったご夫妻が住んでいらっしゃるんです。
リトミシェルの郊外にある ”ノバフラディ城”
オーナーご夫妻は、革命後、荒れ果てたお城を購入し、ご自分たちで手を入れて修復をし、やっとここまでになったとのこと。
今も朝早くから夜遅くまで働いて、ご家族でこのお城で生活をしながら、観光客を受け入れ、
今回のように展覧会や音楽会などを開催しているのだそうです。
ご家族だけで維持しているなんで信じられないです。
こちらが、ご主人様
お城の中を案内していただきました。
部屋ごとに時代にあわせた家具がおいてあり、とても素敵です。
なんとカーテンはみんな奥様の手作りだとか!
いよいよ展覧会場に入ります。
入口には今回の展覧会のきっかけとなった、
チャスラフスカさんと、これまでの交流のお写真
作品が並びます。
今回は絵もあります。プラハのカレル橋をのぞむ風景
私はお気に入りのこの作品を持っていきました。”祈-PEACEFUL”
さて、オープニング
まずはお孫さんたちから歓迎の音楽の披露です。
なんかサロンっていう感じですよね。
いよいよ席上揮毫、結構緊張します。
ちょうど初夏で花が咲き誇っている今この時、 ”馨”
下にはチェコ語で馨を表す言葉をクリスティーナさんにうかがって付け加えてみました。
これでやっと本日のお仕事終了!
あとはお城の中での晩餐会を楽しみます。
自分がこんな席にいられるなんて、まるで夢のようです。
料理もサービスも奥様、お嬢様がしてくださいます。
なんとメインは鹿、となりの敷地で鹿を飼っているのです。(そういえば、入口に角がいっぱい飾ってありました)
口にするまではちょっと不安でしたが、お料理法が上手なこともあり、臭みもなく美味しくいただけました。
添えられていたお米は日本からの直送、久しぶりの日本米、ほっとします。
ここに集われている方々はみなさんチャスラフスカさんと親しかった方々なので、
チャスラフスカさんが日本に思いを寄せて、東日本大震災のおりには被災した日本の子どもたちを自費でチェコに招待してくださったこと、
日本の松本市と姉妹都市になっており、今度合唱団が日本公演に来日する予定があることなど、チェコと日本の民間交流についての話で盛り上がりました。
まるで夢のような長い一日も無事おわり、明日からは観光です!!
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