現代書道二十人展に行ってきました!

新春には多くの書道展が銀座や上野で開催されるのが恒例となっています。

まず先頭をきって
第62回現代書道二十人展が
今年は新宿高島屋に場所を変えて
1/2から1/8まで開催されています。

 

会場がこれまでの日本橋高島屋から今年は新宿高島屋に変わりましたが、通常とても混雑するので、こちらの方が会場が広々していて、ゆったりと鑑賞することができました。

作品も新春展とあって力作ぞろい、新しいエネルギーが伝わってきます。

 

開催2日目の今日から、会場入り口横で出品作家の先生方の講演会があるということで、ちょうど新井光風先生のご講話がはじまっており沢山の人が集まってました。

 

ご講話の中から得に印象に残ったのは

《作品とはどのようにつくられるのか》
色々な古典を勉強していくなかで、それらが自分のなかで混ざって、作品として外に飛び出してくる。

なぜ古典の勉強が大切かといえば、古典として生き残ってきているものは造形性と精神性のバランスがとれているものであるので、どのような古典をどういう比率で勉強するかが自分の個性となる。

勉強したものが体の中から出てきたものが個性であり、それを意図的に無理に変えようとする必要はない。

《書展における作品の鑑賞のしかた》
感動は直感的に飛び込んでくるもの
なんと書いてあるのかと読もうとするより、まずは作者の心、その作品が何を訴えてくるのかを感覚としてとらえるとよい。

具体的には
線質:強さ、響き、味わい、弾力性 などなど
構成:書は白と黒の世界なので、白の持っている役割、空間感
にも意識をむけてみる
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お話をうかがい、絶え間ない勉強が自分の中で融合して個性となり
そのエネルギーが外に飛び出したものが作品であるということを
あらためて心に刻みました。

さあ、2018年、どんな作品が自分のなかから飛び出していくのか
素敵な作品を沢山鑑賞できてよいスタートがきれそうです。

 

 

 

 
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