ジャコメッティ展に行ってきました!
六本木の国立新美術館で開催されている ジャコメッティ展 を観てきました。
20世紀を代表する彫刻家といわれる スイス生まれでフランスで活躍した アルベルト・ジャコメッティ
その線を縦に伸ばしたような人物のブロンズ像はとても印象的で、是非行ってみたいと思っていました。
私の意識の中で、彫刻家の方って、
対象物を観察する時に、目に見える外側からその内側にかけて、玉ねぎの皮を剥ぐように分子レベルまですべて分解し、
今度はそれを理論的に、そして意識的に再構築して、作品という形にしていく
そんなイメージをもっているんです。
今回のジャコメッティ展でも、その過程でのジャコメッティの葛藤が手に取るように伝わってきました。
中でも印象的だったのが、
初期の作品で、人間の本質に迫ろうとして、どんどん小さくなって、
1センチくらいの人物像になった時期があったこと。
モデルを前にしての素描では、何時間にもわたってモデルにビクとも動かないように拘束し、
その真剣勝負に答えたのが、日本人哲学者の矢内原伊作という人で、二人の間には深い心の交流があったこと。
そして、最晩年の作品とされる ”歩く男” その細長い動きのある人物像は、
時の流れのなかでは、とにかく前にすすむしかない私達の人生を表現しているように感じられました。
その作品群には圧倒されるものが多かったですが、
最終的に私が好きだったのは、数少ない動物の像のなかの ”猫”
こちらも細長い体をしていますが、いつも正面をむいて近寄ってくる猫の顔のイメージがおおきくて、このようなものになったとか。
記念にこの ”猫” のマグネットを購入し、今は冷蔵後に鎮座してます。
展覧会は、2017/9/4までの開催です。
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