生徒さんの刻字 “商売繁盛” が完成しました!
刻字の生徒Nさんが、ご親戚から依頼された “商売繁盛” ができあがりました。
刻字歴3年のNさんから
昨年の玄海展に出品した ”六根清浄”の作品をご親戚の方がみて、
あんな感じで ”商売繁盛” という言葉で作品を創ってほしい、とたのまれたので、お手本を書いてほしい、
との依頼がまいこんできました。
東急大井町線の 旗の台 で居酒屋さんを経営なさっているとのこと、お店に飾りたいとのことです。
まるで我が事のようで、とても嬉しい!
せっかくお店に飾っていただけるのなら、屋号をいれてみてはどうかと試行錯誤した末、
こんなお手本になりました。
屋号の ”会津屋” をあえて 小篆 にし、箔の色をかえると面白くなるのでは、と考えました。
(ちょうど、教室の稽古で小篆をはじめたところなので、タイミングもよく)
あとは、Nさん、書稿を何枚も練習し、これでいける、となったので、
お得意の凸彫りでドンドン彫りすすめていきます。
予定通り、商売繁盛のところは金箔で、
会津屋 のところはプラチナ箔を貼り、さて中は何色を入れようかとなった時に
Nさんが、
”赤だけは避けたい、だってお店が赤字になったら困るから”
との言葉に、妙に納得してしまいました。
箔をはがし額付けをし、無事に完成したのが、冒頭の作品です。
お店に飾られたら、うちのお教室の生徒さん達で完成祝いにお邪魔しようと、今から盛り上がってます。
以前は街中の老舗の看板って、手書きや刻字のものが掲げられているのを結構見かけたと思うのですが、
昨今近代化がすすみ、高層ビルのなかにお店がはいるようになってしまい、めっきり少なくなりましたよね。
3~4年前に、台湾の台北に行ったのですが、街中には手書きや彫りの看板があふれているし、お店のメニュ―でも素敵な隷書で書かれていたり、極めつけは進学塾の教室に漢字の書軸がかけられているのを観て、感激した記憶があります。
人々の暮らしに、書が溶け込んでいる感じがしました。
スマートな街になっていくのもいいけれど、手造りの看板って、人の温かみを感じてホッとする効果もあるように思うのですが…
こんな注文も、大歓迎です!
会津屋さんの 商売が益々繁盛なされることを、願っております!!
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