いよいよ毎日書道展の刻字作品作成スタートです!
昨日の雨で東京のソメイヨシノは花弁を落とし、季節は新緑へと移っていきますね。
さあ、夏の毎日書道展にむけて、刻字作成のスタートです!
毎年7月に開催される日本で最大級の公募展といわれる毎日書道展。
日展・読売書法展には刻字部門がないので、この毎日書道展が刻字をやっている私達にとっては、一番のビックイベントとなります。
ということで、それにむけて毎年三月下旬には、社中で錬成会なるものが行われます。
今年は3/26に事務局がある浅草近くのお寺に、全国から社中の先生がたと展覧会に挑戦する生徒さん達が集まりました。
まずは持ち寄った書稿をずらりと貼りだして、先生方から一点一点批評を受けます。
作品の意図、構成、誤字はないか(古文・金文・篆書だとなかなか難しいのです)
など、色々な視点から指摘をうけます。
冷や汗 タラ―っ
今回は自分の生徒さんの分も持っていったので、二倍緊張。
刻字もなにしろ書稿がよくなければ、良い作品にはなりません。結局彫っていて途中でいやになってしまうので、まずはここが頑張りどころ!
午後には、先生方が参考手本を皆の間の前で書いて下さいます。
へー・ワ―・凄ーい
と感心の連続でした!
折しも、イスラエルから帰ってきた翌日ということもあり、私は疲労の限界なのに、先生の体力はすごい、
やはり何事もまずは体力ですよね。
この緊張の一日をおえ、それからまた作品の作成にむけて練習また練習!
先日のお稽古のときに持っていって、
前よりはだいぶ良くなった、と一応OKをいただきました。
今年の作品は
“存者福楽寿無窮 亡者離苦生安養”
作品は右から左に読みます。
お経の一節です。
読み下すと
”存する者は福楽寿の極まり無く、亡者は苦を離れ安養に生ぜんことを”
となります。
(私はなんちゃって仏教徒なので、詳しい内容については不勉強なのですが、なんとなく言葉がよいので彫ってみたいと思いました。)
表現形式としては、自分の好きな隷書体で、縦の聯(2つが対になっている作品)は一昨年に彫ったので今年は横作品にしてみました。
果たして、これを刻字作品にすることにより、どれだけ自分の想いがこめられるか、これからが勝負です。
どのように変化していくか、ブログを通じてお伝えしていきたいとおもいますので、よろしくお願いします。
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