イスラエル ヘブライ大学 書道・刻字講座2017 ワルシャワ2
イスラエルのテルアビブ空港を真夜中に発ち、朝8時半に再びポーランドのワルシャワ空港に降り立ちました。
テルアビブ空港は真夜中なのに大賑わい、自分のなかで完全に時間の感覚がマヒしています。
出国の時に、いくつか質問されるから変なこといわない様に と釘をさされていたのでちょっと緊張しましたが、ちゃんとモニターで日本語画面がでて、はい・いいえ で答える形式になっていたのでホッとしました。
無事、イスラエル出国です。
ワルシャワ空港も2度目となると、タクシ―乗り場の真ん中にポツンとあるコインロッカーの場所ももうわかっているので、手荷物をロッカーにいれて、再び市内へ繰り出します。
今度の目的は、ショパンの心臓が埋葬されているという ”聖十字架教会”
でもタクシ―の運転手さんには ショパン がなかなか伝わりませんでした。何度も繰り返して、やっと納得してもらいました。
そこを目指す観光客多いはずなのに?
タクシ―で街中を通って、新世界通りへ、
これが ”聖十字架教会” です。
教会の前でタクシ―を下りると、すぐ先の広場にコペルニクスの像が立っています。
ポーランドの三大偉人というと、”キュリー夫人、ショパン、コペルニクス” といわれているそうなので、
今回のトランジットの時間で一通りはクリヤ―できたのかしら?
(本当は、もっとじっくり時間がほしかったのですが)
さて、聖十字架教会をのぞいてみると、ちょうどミサの最中だったので、
軽く朝食をとるために、ひとまず向かいのカフェに入りました。
中は綺麗に改装されていますが、もともとのレンガ造りがみえて、素敵です。
ワルシャワ大学もこの通りにあるので、学生さんたちがよく来るのか、メニューにカロリーが書いてありました。
このグリンピースのスープ、疲れた体に浸みました。
さて、ミサも終わり、いよいよ 聖十字架教会の中に入ります。
この柱の下にショパンの心臓が埋葬されているのだそうです。
この教会はショパンが小さいころから通っていたそうで、パリで亡くなる時、
死後心臓だけでもワルシャワに還してほしい
との願いが叶い、ここに埋葬されたそうです。
短かかったショパンの生涯、やはり育った故郷に戻りたかったんでしょうね。
教会の通り沿いには、ショパンが一時住んでいた部屋や
道路には、ボタンを押すとショパンの曲を奏でるベンチがいくつか置かれていて
ポーランドの人がいかにショパンを愛しているかが、よくわかります。
空港内もずっとショパンの曲が流れていましたし。
同じ通りに、ワルシャワ大学もあります。
随分、色々なものがギュッと詰まった場所ですね。
ショパンをグッと身近に感じたところで、今回の旅もいよいよ終了となります。
あまりにも初体験の目白押しで、自分の中でかなり消化不良をおこしていたのですが、
こうやってブログをかかせていただいて、少しずつ整理がついてきました。
ここまでお付き合いいただいて本当に有難うございます。
さて、そろそろモードを元に戻さなくては。
海外に出てみて、日本の書道が今後どのように進んでいけばよいのか、随分考えさせられました。
それにしても、刻字はワールドワイドに受け入れられる素地が十分にある、とても可能性を秘めた芸術だ、
と再認識しました。
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