イスラエル ヘブライ大学 書道・刻字講座2017 開校式

ワルシャワから約4時間かけて、テルアビブ空港に降り立ったのが午前4時

宝石をちりばめてたような夜景がお出迎えしてくれました。

テルアビブ空港というと、1972年に日本赤軍を名乗る組織による銃乱射事件を真っ先に思い出します。
あの頃は日本国内での学生運動が盛んだった時、でも海外で日本人がそんなことを起こすなんて当時高校生だった私にとって
本当に衝撃的な事件でした。

なので、怖いイメージがつきまとっていましたし、パスポートにイスラエルの入国スタンプをおされると
イスラム圏の国への入国が難しくなるとの話も聞いていたので、不安を抱えての入国でした。
実際はパスポートへのスタンプではなく、入国カードが作成され、これが身分証明になるので、出国までしっかりもっていることと念をおされ、
無事に入国審査も通過しました。
大学からお迎えにきてくれた車でヘブライ大学内のホテルへチェックイン。

明け方のホテルからの眺めです。旧市街地を囲む壁と、真ん中あたりに光っているのが“岩のドーム”の丸屋根です。美しい!


軽く仮眠をしてから、担当のニシム教授にご挨拶。

教授の案内で昼食は学食で。少しでいいといっても結構山盛りにされて食べきれませんでした。ごめんなさい。


打ち合わせをすませ、いよいよ16:00からレセプションホールでの開校式に臨みます。

ニシム教授のご挨拶のあと、

まず記念講演として ノイ・キネルズ教授の “間“ についての講議がありました。

日本文化における “間” をテーマに 雅樂、禅、石庭、神道、鳥居、能 などのスライドや動画を通して、
最後に世阿弥の ”せぬところが面白き”でまとめていらして、とても興味深い内容でした。

学生さんたちはどう感じているのかな?






さて、満を持して、我らが先生の登場。
事前に記念講演の内容は全く知らなかったそうですが、学生さんたちの興味を上手くつなげて
“間” という字を 中を 日 と 月 の二つのパターンで色紙に書かれ、
漢字発祥地である中国の書は、漢詩を書くことを目的といているが、
日本はそれを独自に発展させて仮名を創りだし、現代の日本の書は “間”という感性を取り入れて、一字でも芸術作品として鑑賞に耐えうるものを生み出している
というアピールをなさいました。



あとは、受講生全員に自分の好きな漢字を書いて差し上げ、これで本日の開校式は無事終了しました。


いよいよ明日から刻字のワークショップがスタートです!







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