2017日本刻字展 私の作品は トンパ文字で “春夏秋冬“ です。
今回の日本刻字展の私の作品は、トンパ文字で”春夏秋冬”:
四季が廻って悠久の時を刻んでいく というイメージで作ってみました。
トンパ文字とは、中国雲南省の少数民族”ナシ族”によって伝えられてきた文字で、現在も経典などに使われて生き続けている象形文字です。
トンパ文字については、こんな本も出版されていますので、ご興味のある方はどうぞ!
なぜ今回トンパ文字に挑戦したかというと、、、
実は来週(2/21~26)、銀座鳩居堂画廊3Fで、私の所属している書道会のグループ展”有秀会展”があるのですが、この会は毎年テーマをきめてそれに合わせて各自想い想いの小作品をつくるのです。
今回のテーマは”トンパ文字の世界を探る”←ここちらもどうぞよろしくお願いいたします。
トンパ文字は絵文字で、彩色もされ、とても可愛い文字なのですが、その中でどんな作品を作ろうか?と考えた末 幾多の四季の廻りを重ねながらも悠久の時を超えて現在も残り続けている というトンパのイメージが湧いてきました。そして、色々なパターンでの試みをした結果、この形に落ち着きました。
さて、こちらの展覧会用の書作品を考えているうちに、これを刻字で表現したらどんな作品になるかな?とムズムズと刻字家の魂がわき出てきて、日本刻字展でこれを刻字表現してみることにしたわけです。
刻字は書をベースとしていますが、そこに鑿での彫りが施され立体表現となり、さらに色彩も加わるので、仮に同じ書稿からつくったとしても、全くちがう作品になるのです。
今回“春・秋“は凸彫りで周りは黒に着色、字の部分は金箔を貼っています。“夏・冬”は凹彫りで字の部分は紺色に着色、まわりにはプラチナ箔を貼り、凸凹のコンビネーション作品に仕上げてみました。
このように刻字は自分のイメージを具現化するのに、とても表現し易いのではないかと思っています。
次回のブログでは、刻字の製作過程もアップしていきますで、楽しみにしていてください。
日本刻字展 是非観にいらしてくださいね!!
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