もう11年になります!

2006年4月13日 末期がんで闘病生活を送っていた主人が、お茶の水の病院で家族に見守られながら旅立った日です。

あたりは一面の桜吹雪、彼の51歳の人生も桜の花のように潔く散っていきました。

 

主人と私は某化粧品会社の研究所の同期入社(彼は大学院卒なので年齢は2才ちがいますが)
二人とも一人っ子でしたので、子供には兄弟が欲しいと望み、男2人女1人の3人の子供を授かりました。

結婚当初から主人が育った世田谷の今の住まいで両親と同居、私は出産を機に退社し、専業主婦となりました。

下の子が幼稚園に入るころには自宅で書道教室を開設し子供たちを教えはじめ、小学校中学年になった時には元の会社からのお声掛けがあり、アルバイトで職場復帰をしました。

これまで順調にみえた家族生活でしたが、父が脳梗塞で倒れて自宅で介護するようになってからは、家族旅行をすることもできなくなり、7年半の介護のすえ父を看取った時には、母の認知症がはじまっていました。

それから2年、まさしく晴天の霹靂、主人は突然の直腸癌原発の末期がん宣告をうけ、開腹手術をしたものの癌の進行が予想以上にすすんでいたため人工肛門をつくることのみしかできず、抗癌治療に入りました。
当時、長男が大学2年、次男が高校3年、長女が中学3年と思春期まっさかり、それに認知症の母をかかえ、突然の重圧に押しつぶされそうになりました。

そんな時に自分を支えてくれたのが、書道だったのです。
不思議ですね、書に没頭しているときはとてつもない不安からも逃れられる。
そして書道のお仲間の方たちからは励ましの言葉をかけていただき、本当にありがたかったです。

でも2年の闘病生活の中、辛いことばかりではありませんでした。
家族が一体となり、主人と過ごす時間もふえ、子供たちにとっても、自分の人生について真剣に向き合わなけれならない状況になり自立の精神が培われたと思います。

そしてなにより ”今この時の大切さ” を教えてもらいました。

 

11年たった今、3人の子供たちはみな結婚して家庭をもち、子供にも恵まれています。
この孫たちの姿を主人はきっと目を細めて見守ってくれていると思います。

 

 

これは、思いを込めて書いた写経を軸にしたてたもので、一周忌のときからずっと命日や法要のときには掛けています。
書道をやっていてよかった!

先日、絵描きで今は美容関係の仕事をしている娘が、ネットで検索していたら、主人の発表した論文を発見した、と驚いていました。

会社のOB会でも、よく主人の話がでます。

これからも記憶のなかに、主人は若いままずっと生き続けていくのでしょう。

さて私は、自分の子育てというお役目は卒業、これからの人生を書道と刻字の普及にすこしでも役立てたらと思っているのです。

 

 

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