光栄書道会 2021年9月 書道の月例課題はこちら:玄海856号

今日から10月
台風16号の影響は大丈夫でしたでしょうか?

さて恒例の
光栄書道会 2021年9月 書道の月例課題はこちら:玄海856号

規定課題は 楷書で ”壷漿遠見候

陶渕明 の 飲酒二十首 其の九 五番目です。
” 壷漿 もて 遠く 候 (こう)われ”

意味はこんな感じ、
”酒壷を持参して遠くから訪ねてくれたのだった” (大野修作先生訳)

今回は、 漿 がバランスがとりにくい字でしたね。
の幅をどうするか、 漿 は縦長にならないようにどうやって詰めるか、そして は旁がひろがりすぎないように。

皆さんの作品はこちらです。

次に随意課題はこちら

今月から自由課題の一つが 祭姪稿から 張猛龍碑 に変わったので 2名はそれに挑戦
北魏の楷書は力強く直線的なので、まずはそれに慣れていきましょう。

4名はそのまま 王羲之 十七帖(草書)の臨書です。
逸民帖 が終わり 龍保帖 にはいっています。
ちなみに ”龍保等平安” って書いてあります。
なんて読めませんよね!

下段の3名は蘭亭序を続けます。


研究課題 はこちら
”太宗皇帝・温泉銘”
太宗皇帝の「温泉銘」があと少し続きます。

王羲之 の書をこよなく愛したという太宗ですので、書体に似ているところがありますね
と生徒さんが言ってました。
そうですね!
それに、皇帝たるダイナミックさもありますね。


細字課題 はこちら

今月も 6名が参加
誤字にならないように、よくわからない字は字書をひく習慣をつけたいですね。

仮名課題 はこちら

仮名課題は これまで通りに古筆の臨書になります。

段の方は 関戸本古今集(右2つ)
級の方は 高野切第一種(左)

段の方の課題、今月は難しかったですね。

実用書課題 はこちら

知らない言葉がありました。

条幅部 はこちら

兎に角、継続して書いていくことですね。
本来なら秋の昇格試験でみなさん条幅頑張る時期なのですが、
今回は都合によりなくなったため、来年の春の試験を目指して頑張っていきましょう!



   

さて、学生部毛筆課題 はこちら

今回は前半、コロナ感染者の拡大で小学校がグル―プ別登校となり、教室をお休みされた方が2名いたので
総勢8名となりまた。

きょうから緊急事態宣言も解除になり、いろいろなことが戻ってくるといいですね。


硬筆課題はこちら


高学年のかた、硬筆の方は大分上手になってきましたね。

ここからは、写真版になった作品の紹介です。

半紙随意部
僭越ながら私 
講評:丁寧に観察して優美な十七帖

研究部では
S.Mさん
講評:丹念に観察し伸びやか也

S.Oさん
講評:慎重に原帖を学んで好臨

細字部
私 
講評:温雅で落ち着いた筆使いの美しい作

S.Oさん
講評:温和な筆使いの中に力籠りて安定す

実用書部で 私
講評:温和な雰囲気で静寂を感じる



最後に学生部から

今月の当選作品
小学4年生の T.Tさん




写真版になった方々、おめでとうございます!

第72回毎日書道展より のコーナーで 
毎日書道展に出品した刻字の作品 ”大樹” (カラーでないのがちょっと残念ですが)

第64回玄海全国書道展誌上展 の 審査会員 のところで
隷書作品 を載せていただきました。
これは全紙の大きさです。

10月にはいり、刻字の方もそろそろスタートしないと!

刻字部のみなさんも頑張っていきましょう!!

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