光栄書道会 2021年4月 書道の月例課題はこちら:玄海851号

ゴールデンウィーク初日は雨でスタートでしたね。

公共施設での展覧会は軒並み中止となり、昨年はできなかったので今年こそ
と準備していた方々は本当に残念な想いをされていると思います。

夏の大きなイベント、毎日書道展も今年こそは開催されることを祈って、刻字作品の制作スタートです。


さて、光栄書道会 2021年4月 書道の月例課題はこちら:玄海851号

規定課題は 楷書で ”何事紲塵羈

陶渕明 の 飲酒二十首  其の八 10行目
何事ぞ 塵羈(じんき)に(つな)がる”

意味はこんな感じ、
”どうしてまみれたひも付きの生活を続けていられようか” (大野修作先生訳)

今月の課題では、何しろ左の行の ”塵” と ”羈” がバランスがとりにくいうえ、大きくなってしまうので、難しい課題でした。また ”” も扁平になりがちでしたね。

皆さん沢山練習しました。

次に随意課題はこちら

7名は 引き続き 王羲之 十七帖(草書)の臨書、
これは6文字を半紙の中にバランスよく収めるのが結構むずかしいですね。

下段左の2名は行書が初めてなので、まずは蘭亭序から。王羲之の特徴をとらえていきましょう!

研究課題 はこちら

”太宗皇帝・温泉銘”
今年の課題は 太宗皇帝の「温泉銘」です。

どうしても大きくなりがちな上、独特の筆使い
なかなか大変です。

細字課題 はこちら

今月も 7名が参加
字の懐が狭くなりがちなのが気になります。

仮名課題 はこちら

仮名課題は 古筆の臨書になります。

段の方は 関戸本古今集(右2つ)
級の方は 高野切第一種(左)

今回は高野切の方も行数が多くて、大変でしたね。

実用書課題 はこちら

長文で大変でしたが、勉強になりますね。

今月の 条幅部 は こちら

今回は春季昇格試験の練習にがはいっているため、月例の条幅は2名とちょっと寂しいです。

さて、学生部 はこちら

今月の課題は各学ともに結構難しかったですね。
もう少し練習したかったですね。

子供達ってその時の気分によって、とても上手に書く時となんか集中できない時と、むらがあるんですよね。そこをうまくコントロールして指導していくのが私の役目ですね。

ここからは、写真版になった作品の紹介です。

まずは、隋意部で僭越ながら私
講評:安定した線質と強さ秀逸の作

常連のS.O さん が規定課題で載ってます。
講評:点画のしっかりした書形良し

研究部でも S.O さん
講評:的確に原帖を表現し快暢

かな部で 私
講評:墨色安定し心地よい流れのある作

細字部では 私とS.O さん
私の講評:自然で丁寧に書して優美な作
S.Oさん:伸びやかな筆致で温和に纏めて良好

最後に学生部から
書き初めから入会した 
小学4年生の T.Tさんが、初めて写真版にのりました。

おめでとうございます!!

写真版にはならなかったですが、新しく入会した生徒さん達、結構進級してます。

みなさん、楽しみにしていてくださいね!!



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