第40回日本刻字展 無事に閉幕しました!

上野の東京都美術館で
2022/1・20~26まで開催されていた
第40回日本刻字展が無事終了しました。

昨年は新型コロナの感染拡大で開催延期
そして、今年は不安のなかにも、開催するために準備を進めてきました。

ところがここのところのオミクロン株による感染者の急激な増加で
1/21からは蔓延防止法が施行される中
ハラハラドキドキの開催となりました。

東京都美術館でちょうど同時期に開催予定の特別展示「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」は開催延期となったため、きっと来場者は少ないだろうなと予想していましたが、例年の1/3と思いのほか多くの方に足を運んでいただけました。

会場の様子や、今回の第40回記念企画 「好太王(公開土王)碑拓」は
毎日新聞社のWebサイト ”書のひろば” で詳しく紹介されていますので
こちらの動画をどうぞ
↓  ↓  ↓
https://shonohiroba.jp/shodo-news/20220125-1.html

一般部の出品数はちょっと減りましたが、高校生の部では、若いエネルギ―を感じさせるフレッシュな作品が並びました。

審査会員の作品
高校生のの作品

圧巻の 好太王(公開土王)碑拓

展示・取りはずし作業も大変 展覧会を支えてくださっている方々に感謝です。

さてここからは、光栄書道会から出品した作品とご本人の感想
紹介していきます。

まずは、私の作品

波涛

これからも色々な波が押し寄せてくるでしょう。
それを懐を深くして取り込み、
みんなで柔軟に乗り越えていきたい

そんな気持ちで作りました。

無鑑査の
S.Nさん(60代男性)
”夢”


<ご本人の感想>
今年は各方面で色々活躍したい という事で「夢」に向かって頑張ろうと思いで書きました。
作ってみて少し字体が小さい感じがしました。もっと大きな「夢」で良かったと思いました。
都美に展示された作品を見て、刻字の基本である「彫り」をもっと練習しないといけないと痛感しました。
作品作りのアイディアも大切ですが、基本をしっかり身に付ける事が必要と思われます。
もう少し練習し頑張ります。

<私から一言>
そうですね。3つの夢を重ねて5層の段彫りしたアイデアはとても面白かったし、配色もいい感じだと思います。
夢の字が小さいとは感じませんが、彫りをもう少し綺麗に仕上げると、もっと良くなると思います。
益々研鑽を積んでいきましょう!

S.Kさん(50代女性) 秀作賞
”寅”

展覧会時
完成時

<ご本人の感想>
今回は「寅」の一文字を彫りました。
今年の干支で自分の干支、娘の干支で何かと身近な漢字でした。
字体を調べた時に、トラの顔に見えておもしろいと思いましたが、それだけでは作品としてどうかと思ったところに
「箔焼き」という技法が施され作品が出来あがりました。
展示中の自分の作品は、製作工程で使用する硫黄により完成時より酸化がすすんでいるようでしたが、変化するのも面白いです。
次に彫ってみたいと思うような字体、色使い等 、やはり展覧会に行くと刺激が多いですね!

<私から一言>
秀作賞 おめでとうございます。
今回、 「箔焼き」 という技法を初めて体験し、とてもテイスト感が自然で素敵な作品になったと思います。
確かに完成時から約1か月で大分変化してきていますが、いぶし銀の風格を感じます。

Oさん  (40代男性) 佳作賞
”望郷”

<ご本人の感想>
コロナウイルスの関係で、地方出身者の私は、長期間実家に帰省することが出来ませんでした。
帰省出来ない気持ちを「望郷」という言葉で現しました。望郷の意味は、故郷を思う気持ちということです。
作る工程では、細い部分を彫るときに力加減や彫り方の工夫などいろいろと考えながら制作を進めていくことが難しかったです。しかし、完成に近づくにつれて、充実感がありました。
作品の彩色は、実家の裏にある柿の木から、柿の色を選びました。
思ったより明るい色合いの作品に仕上がったと思いました。展示される作品として考えたら、明るい色合いで良かったです。
これからは、彫る技術がまだまだ出来ていないので、彫る技術を高めたいと思います。
そして、作品を制作するときの自分の気持ちを大切にしたいと思います。
今回の日刻展を見て、作品を制作する発想やイメージを養うことが出来、次の作品制作のイメージがひらめきました。
いろいろな人の作品を見ることは、自分自身の作品制作をすることにつながる糧になるんだなぁと感じたことが、一番の収穫でした。

<私から一言>
佳作賞 おめでとうございます。
奇を衒わず、S .Oさん の故郷を思う気持ちが素直に表現されていて、素朴でほのぼのとした作品になったと思います。彩色も庭の柿の実の色なんですね。
やはり、何故今この作品をつくりたいのか、その想いが大切ですよね。
これからも、想いを大事に作品をつくっていきましょう!

S・Oさん(40代女性)
“ 鶏口牛後 ” 

<ご本人の感想>
五體字類を眺めていたら動物の字体の篆書体を彫りたくなったので、動物の字が入った熟語(鶏口牛後)を選びました。そして、動物の字を篆書や甲骨で書くなら、一見すると絵に見える(でも実は字を書いてるんだよ)作品にしようと思いました。
サムホールサイズに四字は配置が難しかったのと、字が小さくなる分、細かい掠れなどの処理がけっこう大変でした。
実際に都美で作品をみると、実は同じ字句で作品を作ってる人がいて、同じ字でも書体や配色の違いで印象が変わるなと感じました。
来年は今年とはまた違うテイストの作品を作ってみたいです。

<私から一言>
デザイン的に面白い作品になりました。配色も凹の”牛”の白が効果的です。
来年はどんなテイストの作品に挑戦するのか、楽しみです。

K・Kさん(50代男性)
“朗”

<ご本人の感想>
自分の名前の一字、「朗」は篆書体にすると面白いと以前から思っていました。
初めての作品でしたが、池山先生や先輩達にご指導頂き、何とか仕上げる事が出来ました。
日刻展では刻字の秀作が一堂に集結しており、大いに刺激を受けまた、今後の作品づくりのヒントを多々得る事が出来ました。
とても興味があった刻字を始める事ができ、次作の構想を練りながらワクワクしています。沢山制作して習熟度を上げていく事が目下の課題だと思っています。

<私から一言>
昨年の10月に入会いただき、僅か2か月で作品制作と展覧会への出品と、よいスタートダッシュがきれました。
箔焼きの技法も教えていただき有難うございました。
これからどんどん刻字の技を習得し、レパートリーを広げていきましょう。

そして、初めて府中市生涯学習センターでやった刻字講座から、今回の展覧会にお一人参加していただいた
M.Tさん (女性)
和楽


ご本人は会場にはいらっしゃれませんでしたが、同じ講座を受講したお友達が2名来てくださいました。
来年はこの講座から多くの方が日刻展に参加していただけるよう、私も頑張ります。

このような状況下にもかかわらず、会場に足を運んでいただいた皆様
本当にありがとうございました。

一年の休会を経験し、こうやってまた展覧会が開催されてみると、
そこから得られる刺激やエネルギー、
そしてそれが次回への制作意欲へと繋がる

展覧会の持つ意味の大きさを実感しました。

来年も刻字制作を通して、自己実現しましょう!!

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