恩師との出会い その4(刻字の恩師)

私が刻字に本格的に取り組み出したのは、10年まえ、今の刻字の先生との出会いがあったからです。

忘れもしません、それは10年前。

私が今の刻字の恩師のところに弟子入りしたくて、東京のお稽古場に伺ったのは、ちょうど癌で2年間の闘病の末に亡くなった夫の、一周忌を済ませた時でした。

 

それまで刻字は、”お母さん先生”のところで書道と並行して細々と作品を作り、社中展には出品していました。

3人の子育て、父の7年半にわたる在宅介護、母の認知症発病、夫の癌との戦いをへて、どうにか自分の時間が持てるようになった折、”お母さん先生”が80歳を機に書道会の要職からすべて引退する ということになりました。

もし、これから本格的に刻字をやっていきたいなら、ちゃんとした先生を紹介してくださるということで、刻字界では第一人者でいらして、彫りの腕前も抜群、その上作品がとても現代的なセンスにあふれていて、ずっと憧れていた”今の刻字の恩師”に紹介状を書いていただきました。

 

その手紙をもっての初訪問、凄く緊張しました。でも先生はじめ社中の皆様も笑顔で温かく迎えてくださり、今の私の刻字人生がスタートしたのです!

そこから、刻字を出品できる公募展としては最高峰の”毎日書道展 刻字部門”への挑戦が始まったのです。

これは、最初の作品、”清夜吟”という漢詩を、ちょっと金冬心風に書いて彫ってみました。

私にとっては記念すべき作品です。

 

先生は国内のみならず、海外への刻字の普及にも精力的に活動なさっています。

そんなお姿を身近で拝見し、私の刻字魂にも火がついた、というわけなのでです!!

 

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